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すくすく日記&ニュース

すくすく 2020年3月15日(日)
工房3583日目

牛乳とみつ豆

今般の新型コロナウイルスの情勢により、
全国の多くの学校が休校となっています。
そのあおりから、
給食で出されるはずの牛乳が余ってしまっている、
といったニュースを聞きました。
次善の策として、その牛乳をじっくりと煮ることにより、
蘇(そ)という古来からの日本のお菓子ができるのだ、
といった情報も、無料動画配信サイトなどで広がっています。

学校給食という言葉で、
ふと私が小学生だった頃のことを思い出しました。
当時は、まだ白米が出されるといったこともなく、
昔ながらのスタイル、すなわち・・・

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コッペパンに牛乳とおかず、
のような取り合わせでした。

そこに、とある日、

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みつ豆が出たのです。
今では、何の好き嫌いもない私ですが、
当時は、この “豆” が非常に苦手でした。
寒天の柔らかさと、豆の硬さは
実にアンマッチだと感じていたのです。

当時は(今でもそうなのでしょうか?)、
給食を残してしまう子は、
午後の授業時間も使って、
必ず食べきることが命題となっていました。

まだ低学年だった私は、
その食べられなかったみつ豆に難儀しながら、
何とか午後の授業までに完遂しようと思ったのです。

そこで、なぜそのようなアイデアを思いついたのか、
みつ豆の中に、牛乳を混ぜてしまったのです。
けっして牛乳は嫌いではなかったのですが、
みつ豆との相性を感じられず、
さらに残してしまうはめになりました。

午後の授業が始まる段になって、
級友が私の周りを囲み、はやし立てています。
担任の先生もやってきて、
みんなの前でこっぴどく叱られました。

そして、残してしまった
“牛乳みつ豆” を持って給食調理室に出向き、
みんなの給食を作ってくれていた皆さんに、
頭を下げて返品したのでした。

 

今では、牛乳が大好きなのは言うに及ばず、
みつ豆も好物の一つです。

当時の先生の言葉や級友たちの態度、
給食調理室の皆さんの反応などが、
トラウマになって残っていなくて、
ホッとしています。

と同時に、当時の子どもだった私は、
食べ物に対して、なんという失礼なことをしたのか!
と、今更ながらに恥ずかしく思ってしまいます。

もう、今から、半世紀も昔の思い出話です。

 

 

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