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すくすく日記&ニュース

すくすく 2018年9月2日(日)
工房3023日目

一日限りの役者体験

大学生時代に所属していたクラブ。
正式名称は、関西学院大学総部放送局といいますが、
年に一度の大学祭の際には、
同クラブとしても、さまざまな発表をしていました。

大学内でFM電波を飛ばしてラジオの生放送をしたり、
録りためてきたラジオドラマを発表したりもしました。
なかでも、大学2年生の時でしたか、
“芝居を打とう!”  という企画が持ち上がったのです。
クラブでは、声の演技を担当するドラマパートで、
シナリオを持っての演技というのは、
日常的に何度も経験してきましたが、
その時は、要するに舞台にあがって行う芝居でしたので、
台本を手に演じるというわけにいかず、
セリフをすべて覚えたうえで、
なおかつ体を使った演技をしなければなりませんでした。

もとより学生時代の話ですので、
プロの俳優さんのようにはまいりません。
まして、学内には、
日々鍛錬している演劇クラブも多々あります。
自分たちに、本当にできるのだろうか?
と思っているうちに、台本が仕上がってきました。

商業演劇のように、
2時間も3時間も行うということではありませんで、
せいぜい30分くらいの作品でしたし、
大学祭の当日、1回限りの本番だったのですが、
だからこそ、緊張感は半端なかったと思います。

約半年前から、
セリフの読み合わせや立ち稽古などを進めました。
上演時間は短いのですが、
セリフ量が実は膨大なものでした。
それに、冒頭は私の一人語りから始まるのですが、
いきなり2頁近い分量の
独白のセリフからのスタートでしたので、
プレッシャーが高まっていったことを覚えています。
舞台イラスト
大学祭の当日、どうにか無事に幕を閉じましたが、
その後の脱力感と虚脱感は相当のもので、
しばらくは、何も手につきませんでした。
こう考えると、プロの役者さんは、
本当にすごいなぁ、と思ってしまいます。

大学祭の、それもたった一日、一回限りの役者体験で、
結果、大人になっても、その道に進まなかったわけですが、
それでも、この時の体験は、
今でもハッキリ覚えていますし、
根性が座っているとか、緊張しないとか・・・(#^.^#)
何か、どこかで役立っているように思います。

やってみて、損なことって、あまりないように思います。
何か残るはずなのですね、自分の中に。
だから、やらないよりは、やった方がよい。
これは、今でも、自分の中に根付いている信条です。

 

 

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